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脂肪を減らすメカニズム

脂肪の正体

私たちの体に存在する脂肪には、中性脂肪、脂肪酸、コレステロール、リン脂肪の4種類があります。
私たちが減らしたい、燃やしたい「体脂肪」は中性脂肪です。
その中性脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があります。
脂肪の最大の役割は、「エネルギー貯蔵」です。
脂肪1gで7.2kcalものエネルギーを貯蓄できます。
食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、まず脂肪細胞のサイズが大きくなり、パンパンになると次は脂肪細胞の数が増えていきます。
一度増えた脂肪細胞の数は減らすことが難しいと言われています。
なので、一度太ったことがある人は、脂肪をを蓄える貯蔵庫を増やしてしまっているので、太りやすい状態にあるといえます。

脂肪を減らすには

では、その脂肪を減らすことを考えた時、運動で減らすのか、食事で減らすのか。
そもそもどのくらいを減らさないといけないか。
脂肪細胞は1gあたり7.2kcalものエネルギーを持っています。
ということは、7.2kcalのエネルギーを脂肪から消費しないと1gを減らすことができないということです。
もっと言うと、1kgの脂肪を減らそうとすると7200kcalものエネルギーを脂肪から消費しないといけません。

では、脂肪を運動で減らすには、脂肪をエネルギーをして使っていくしかありません。
脂肪をエネルギーとして使っていくには「分解」「運搬」「燃焼」という3つの過程が必要です。
ある一定強度以上の運動を始めて一定時間が経過すると、脳からアドレナリンやノルアドレナリン、成長ホルモンなどが分泌されます。
その刺激で「脂肪細胞」の細胞膜にある「B-アドレナリン受容体」という部分が活性化します。
すると「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素が活性化します。
この合図がでることで、脂肪細胞の中に溜め込まれていた「中性脂肪」が「遊離脂肪酸」と「グリセロール」という物質に分解されます。
ここではじめてエネルギーとして使える物質になります。
脂肪細胞から分解された遊離脂肪酸は、血液中に放出されて、各組織の筋肉細胞内に「運搬」されていきます。
しかし、これだけでは脂肪は減りません。
この後に、細胞に取り込まれて「燃焼」されることにより、はじめてエネルギーとして利用され減らすことができるのです。
しかし、ここで使われなかったものは再び脂肪細胞に貯蓄されることになります。

安易に食事制限だけで減らそうとせず、運動と食事の両面からのアプローチがリバウンドもなく、ダイエット成功への近道になる。

そして、食事制限で脂肪を減らそうとすると、脂肪が分解されるのは、空腹時に分泌されるホルモンである「グルカゴン」によりホルモン感受性リパーゼが活性化するからです。
しかし、グルカゴンは肝臓において新糖性を促すので、結果的に筋量の低下を引き起こします。
筋量を落としてしまうダイエットはリバウンドををまねく可能性があるので、食事だけで脂肪を減らそうとするのはおすすめできません。
時間をかけて溜めてきた脂肪です。
安易に食事制限だけで減らそうとせず、運動と食事の両面からのアプローチがリバウンドもなく、ダイエット成功への近道になるのではないでしょうか。

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