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アミノ酸の副作用

本来、生体内の成分であるアミノ酸は、健康な人が摂取する限りにおいては、多少過剰に摂っても害になることはほとんどありません。
しかし、注意が必要な場合もあります。

健常人がアミノ酸を必要以上に摂取した場合は、多少の過剰であっても肝臓の負担になることはなさそうです。

タンパク質の制限をしている人、たとえば人工透析をしている人などは、アミノ酸摂取についても注意する必要があります。
他にも、フェニルケトン尿症の人や先天的にアミノ酸の代謝酵素をもっていないメープルシロップ尿症の人も注意が必要です。
しかしこれらの人たちは、生後まもなく異常が発見されるため、過剰に摂取することはまずないと言っていいでしょう。
タンパク質やアミノ酸は体内で代謝される過程でアンモニアを発生させますが、アンモニアには強い毒性があり、特に中枢神経系に大きな影響を与えます。
健常人は、体内で生じる有害なアンモニアを尿素の形にして体外に放出する代謝システムをもっており、タンパク質やアミノ酸を過剰に摂取しても血中のアンモニア濃度が異常なレベルまで上がることはありません。
しかし、肝臓に障害がある場合、アミノ酸やタンパク質を過剰に摂取すると、肝臓のアンモニア代謝システムを担う酵素が上手く働かず、血中のアンモニア濃度が異常なレベルまで上がる可能性があります。
アンモニアの血中濃度が上がると、肝性脳症を引き起こすこともあります。
とはいえ、これはあくまで肝臓に障害がある場合のことで、健常人がアミノ酸を必要以上に摂取した場合は、多少の過剰であっても肝臓の負担になることはなさそうです。

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