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血糖値の恒常性

グルコースは、摂食、消化された炭水化物が肝臓でグリコーゲンとして貯蔵され、グリコーゲンから変換されて血中に供給されます。
筋中や脂肪細胞にはグリコーゲンの貯蔵能があり、短時間であればこれを代謝してエネルギー供給が可能ですが、神経細胞や赤血球にはこの貯蔵能がなく、血液からのグルコース供給に依存します。
そのため、血中のグルコース濃度すなわち血糖値が一定値に保たれなければ、脳においては酸素欠乏と同様な結果をもたらすことになります。
つまり、低血糖は脳細胞の機能停止、意識混濁、昏睡状態に陥らせ、最悪の場合、死を招く結果となります。

食後1時間程度までは消化管から吸収された糖により血糖値は上昇しますが、インスリンの作用により2時間後には食前の状態に戻る。

しかし、逆に血糖値が高くなりすぎると、高血糖から糖尿病、その他の合併症を引き起こすことになります。
したがって、血糖値における恒常性の維持は極めて重要になります。
血糖値を下げるホルモンにはインスリン、上げるホルモンには、グルカゴン、アドレナリン、グルココルチコイド、チロキシン、成長ホルモンがあります。
これを見ても如何に血糖値が下がってしまうことが良くないかが分かります。
接触された炭水化物は単糖に分解され、小腸で吸収され肝臓に運ばれます。
摂食行動により膵臓ではインスリンが産生されます。
インスリンは糖分を細胞に取り込む作用をし、肝臓ではインスリンの増加によって余分な糖がグリコーゲンに変換されて蓄えられます。
食後1時間程度までは消化管から吸収された糖により血糖値は上昇しますが、インスリンの作用により2時間後には食前の状態に戻ります。
逆に外界からの糖の供給が減ると膵臓からはグルカゴンが作られ、グルカゴンの増加によって肝臓はグリコーゲンをグルコースに変え、血中に放出します。
これを糖新生といい、食餌をしていない間は糖新生によってつくられたグルコースによって血糖値が維持されます。

長期の絶食では、グルカゴンなど糖新生に関わるホルモンの働きで糖新生が行われるため、血糖値が維持される。

長期の絶食では、グルカゴンなど糖新生に関わるホルモンの働きで糖新生が行われるため、血糖値が維持されます。
グリコーゲン以外にも、乳酸、脂質からもグルコースが生産されます。
しばらく絶食してもグリコーゲンや脂質をグルコースに変換している間は血糖値が維持され生命は保たれます。
しかし、筋中のタンパク質が分解されて作られたグルコースはその最終手段となり、タンパク質が分解されてくるとそれは危険な状況に陥ってしまっていると言っても過言ではありません。

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