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睡眠不足と自律神経の関係

健康や美容・ダイエットなどについて考えた時、自律神経の働きが大切であるということは、よくいわれていますね。
このブログの中でもたびたび登場するこの自律神経ですが、交感神経と副交感神経の2種類があり、アクティブなときには交感神経が優位に、リラックスしているときには副交感神経が優位に働くといわれていて、そのバランスが良い状態が自律神経が整っていて、健康的で望ましい状態だといわれています。
そんな自律神経ですが、睡眠が不足すると一気にバランスが崩れるといわれています。
もともと自律神経のバランスがすごくいい人でも、体に対してたくさんの良い投資をしている人でも同じだそうです。
どんなに良いことをしていても、睡眠という基本的なことは抜けてしまうと意味がないんですね

睡眠不足が体に及ぼす影響

睡眠不足とそうではない状態で鍼治療を受けた時の変化で、自律神経の乱れが、体の「能力」にどれほどの変化をもたらすかを調べた実験結果があります。
鍼治療を受けると、体が暖かくなり、気持ちよくなって寝てしまう人もいます。
このとき、体温は上昇しているのですが、それは副交感神経の働きによるものです。
ところが、寝不足だと、鍼を打っても交感神経は上がってこず、鍼治療で効果があるといわれる、痛みの軽減という点でも効果が現れにくいというものでした。
つまり、睡眠不足の人や、極端に自律神経のバランスが悪く副交感神経の反応が悪い人は、鍼治療を受けても副交感神経が上がらないので、効果も現れないということなのです。

どうして副交感神経が上がらないのか

では、なぜ寝不足だと副交感神経が上がらないのか。
自律神経には日内変動があり、普通は夕方から夜にかけて副交感神経のレベルがあがり、やや副交感神経が優位な状態になります。
しかし、徹夜をして本来副交感神経が優位になる時間に交感神経を刺激することばかりしてしまうと、副交感神経が上がるタイミングを失ったまま交感神経が上がる朝に突入してしまうため、何をしても副交感神経が上がらない状態になってしまいます。
睡眠不足は副交感神経のレベルを低下させ、自律神経のバランスを悪くさせます。
自律神経のバランスが崩れると、血流が悪くなるので身体機能が低下します。
なので、鍼治療に限らず、どんな医学的治療を受けるときでも、睡眠不足だとその効果は半減してしまいます。
また、それは健康は人でも同じで、睡眠不足だと本来持っている力を発揮できなくなってしまいます。
長時間寝ないで勉強や仕事をしていると能率が悪くなるのは、皆さんも経験したことがあると思います。
あれはたんに疲労するからではなく、自律神経のバランスの乱れにより起こった血流の低下によって脳の機能が低下するからなのです。

自律神経を整える必要性

実際に、パイロットなどの小さな判断ミスが多くの人命に関わるような仕事についている人たちは、きちんとした睡眠をとることが業務として義務づけられていますし、スポーツ選手が海外遠征などでうまく能力を発揮しきれないのも、「時差」による睡眠不足と自律神経の乱れが影響しています。
運動能力も、頭脳も、体の治癒能力も、私たちの心身に関わるすべてにおいて、本来の力を発揮できるかは、まず最低限の条件として充分な睡眠をとっておくことが必要です。
また、ダイエットなどの代謝の機能としても、うまく回していくためには上手に体の機能が動いていることが必要なので、ダイエットの為に運動量を増やすことなどに意識がいきがちですが、もっと根本的な自律神経を整えるというところからダイエット・健康づくりに取り組むのもよりかもしれませんね。

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