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運動の実施時間はダイエットに影響があるか

運動を行う時間帯によって脂肪が燃焼する時間は変わるのでしょうか。
もし脂肪の燃焼効率が時間帯によって左右されるならその時間帯に合わせてトレーニングを実施するべきでしょう。
これを検証した研究はいくつかあります。

よく脂肪を摂っている人は夕方のトレーニングのほうが体重増加抑制が期待できる。

例えば、朝食2時間後、昼食2時間後、空腹時(9:00)という3つの時間帯では、昼食2時間後と空腹時の運動中に血中遊離脂肪酸(FFA)濃度が上昇したことから、脂肪燃焼効率が高まっているのではないかという報告があります。
一方、マウスと定められた食事を摂っている朝夜偏っていない生活型の若年者に、1ヶ月毎日30分間の運動を朝または夕とで行わせ、どれだけ体重増加を抑制させたかという実験では、どちらの群においても有意な差はありませんでした。
しかし、高脂肪食摂取後のマウスにおいては、夕方のトレーニングは朝のトレーニングより体重増加を抑制させたことが分かりました。
つまり、よく脂肪を摂っている人は夕方のトレーニングのほうが体重増加抑制が期待できるかもしれないということになります。

生活リズムや食事の内容がより脂肪燃焼に影響を及ぼす。

これらの研究から、運動を実施する時間よりも生活リズムや食事の内容のほうがより脂肪燃焼に影響を及ぼすであろうと考えられます。
とはいえ、運動を実施する時間はパフォーマンスと関係があるとも言われており、パフォーマンスの向上は少なからず脂肪燃焼効率を上げるはずですから、必ずしも無意味なものではないと考えるべきです。
今後の時間生物学的観点からのダイエット論の発展に期待したいところです。

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