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体を動かすエネルギー源はどこから来るのか

私たちがダイエットしようとするとき、まず食べ物からの摂取エネルギーと体を動かして生まれる消費エネルギーの関係を考えますよね。
摂取エネルギーよりも消費エネルギーの方が多ければ太らないですし、どんどん消費エネルギーを増やしていければ痩せていくのは想像がつくので、まずはエネルギーを表すカロリーを計算して食事制限をしていくことになるのですが、最近はカロリーだけでなく糖質制限もはやっていますよね。
糖質制限では、結果は早く出るけれども、高強度の糖質制限は長くは続かないのでリバウンドしやすいなどの意見も聞かれます。
本当にそうなのか。
消費するエネルギーがどこから来るか考えてみると、本当の事がわかるかもしれませんね。

人間のエネルギーを生み出しているシステムには「ブドウ糖ーグリコーゲンシステム」と「脂肪酸ーケトン体システム」の2つ。

私たち人間のエネルギーを生み出しているシステムには「ブドウ糖ーグリコーゲンシステム」と「脂肪酸ーケトン体システム」の2つがあります。
ブドウ糖ーグリコーゲンシステムとは、エネルギー源としてブドウ糖をを使うもので、食事由来の糖質を分解して得られる血液中のブドウ糖は食後2時間で終了します。
その後は、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源になります。
食事から数時間が経ち、絶食状態が続くとブドウ糖の供給は肝臓のグリコーゲン分解から当新生に切り替わります。
糖新生とは、肝臓で行われる新たなブドウ糖の生産の事をいいます。
一方の脂肪酸ーケトン体システムは、食事や体脂肪の中性脂肪をを分解して得られる脂肪酸と、脂肪酸をさらに分解して得られるアセチルCoAからつくられるケトン体をエネルギー源とするものです。

ケトン体もエネルギーとして利用できるので糖質制限はダイエットにとても効果的。

では、この2つのエネルギーシステムの内、どちらが人体のエネルギー源の中心になっているかと言うと、意外に思われるかもしれませんが、脂肪酸ーケトン体システムの方なのです。
体内において脂肪酸とケトン体は中性脂肪の形で、ブドウ糖はグリコーゲンの形で蓄積されていて、体重50Kgで体脂肪20%の人の場合、脂肪が10Kg、グリコーゲンが250Kg蓄えられています。
カロリーすると、脂肪が9万キロカロリー、グリコーゲンはわずか1000キロカロリーです。
もし、ブドウ糖ーグリコーゲンシステムを主なエネルギー源にしてしまうと、1000キロカロリーでは1日の基礎代謝さえまかなえません。
しかし、脂肪酸ーケトン体システムだと9万キロカロリーの備蓄があるので、1日の消費カロリーが仮に1800キロカロリーだとすると、水さえあれば2ヶ月近く生きることができることになります。
このことからしても、グリコーゲンは非常用のエネルギー源であり、人間の主なエネルギー源は脂肪だということがわかります。
なので、実際に食事から糖質を省く糖質制限ダイエットを行っても問題がなく、継続的に行えますし、また糖質をとっていないことで脳のエネルギー源が枯渇してボーっとしてしまうのではないかと心配される方もいますが、脳はケトン体もエネルギーとして利用できるので糖質制限はダイエットにとても効果的だといえると思います。
しかし、糖質制限ということで、糖質と食物繊維が一緒になった炭水化物までも悪者のように遠ざけてしまう方もいるようなのですが、食物繊維も大事な栄養素なので、気をつけながら摂取していくことをお勧めします。

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