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運動と脂肪代謝

体内で脂肪を分解してエネルギーを得るには、酸素を用いて酸化するしかありません。
それ故、運動によって効率よく体脂肪を減らそうとすると、当然、有酸素運動を行う必要があります。
ヒトは安静時には、エネルギー源のうちの約半分を脂質が、残り半分を糖質が担っています。

低~中負荷運動を長時間行うと効率よく体脂肪を落とすことができる。

運動を始め、強度を徐々に高めていくと、最大酸素摂取量40%~60%までは、同程度(約50%)の脂質依存度が維持されますが、この強度を超えると、さらに必要となる分のエネルギーは主に糖質によってまかなわれるため、糖質への依存度が高まります。
つまり、低~中負荷運動を長時間行うと効率よく体脂肪を落とすことができるわけです。
そもそも体脂肪を落とすといいますがそのためには、最終的に脂肪組織の中の脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪を減らす必要があります。

有酸素運動の前に筋力トレーニングをおこなうと、より効率的に脂肪代謝を良くすることができる。

脂肪細胞内の中性脂肪は、ホルモン感受性リパーゼという酵素によって脂肪酸とグリセロールに分解させます。
これらが血中に遊離し、筋などに取り込まれてエネルギー源となります。
さらに脂肪細胞ホルモン感受性リパーゼは、アドレナリン、ノルアドレナリン、成長ホルモン、などのホルモンによって活性化されます。
脂肪の分解と血中への放出がなかなか進まない理由の一つにホルモン反応があります。
低~中強度の運動というのはホルモン反応が鈍く、血中のアドレナリン、成長ホルモンなどは緩やかに増加し、インスリンもゆるやかに減少します。
これと対極にあるのが筋力トレーニングなどの強度の高い運動で、これらのホルモンは素早く反応します。
つまり有酸素運動の前に筋力トレーニングをおこなうと、より効率的に脂肪代謝を良くすることができるのです。

 

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