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CoQ10とパフォーマンス

いまでこそ皆に浸透したCoQ10。
もともとは、心筋ミトコンドリアの電子伝達系の構成成分として発見されたもので、キノン骨格とイソプレノイド側鎖の繰り返し回数10回を持つCoenzyme(補酵素)であることが名前の由来になっている補酵素です。

CoQ10の生理活性として知られているのはミトコンドリア賦活効果と抗酸化活性です。
1つの細胞には数百~数千のミトコンドリアが含まれており、ヒトの60兆の細胞には数京個のミトコンドリアが存在するといわれています。
その重さたるや、体重の10%に相当すると言われています。
この生体のエネルギー産生工場であるミトコンドリアで大切な役割を果たしているのがCoQ10になります。

CoQ10の抗酸化物質としての作用は、ビタミンEと共同して働くと考えられている。

CoQ10はミトコンドリアの電子伝達系で電子の授受に関与し、ATP合成の効率を高める補酵素として働いていることは有名です。
このようにCoQ10の様々な生理活性はATP合成の効率化による細胞や組織の賦活によるものと考えられています。
この賦活作用から、CoQ10は心筋機能の傷害を軽減するうっ血性心不全の治療薬として医薬品として使われてきた過去がありますが、薬事法の一部改正により2001年から健康食品として利用可能になりました。

CoQ10の抗酸化物質としての作用は、ビタミンEと共同して働くと考えられています。
一般的に生体の物質が酸化ストレスに曝されると、ビタミンEが活性酸素種を消去してビタミンEラジカルが生じることになります。
これを還元型CoQ10が還元してビタミンEに再生し、自らは酸化型CoQ10となることがわかっています。
酸化型CoQ10は血流をめぐり肝臓に吸収されたのち還元され、再び還元型CoQ10となり血液中に放出され全身をめぐることになります。
健常者では血液中のCoQ10の95%以上が還元型の状態で維持されているともいわれています。

CoQ10とパフォーマンス

還元型CoQ10の摂取をするとどうパフォーマンスが変わるのでしょうか?
実際に運動をすればするほど、活性酸素というマイナスの副産物が生まれてしまうことは避けられないことはわかっています。
運動するにはエネルギーを作るには酸素は不可欠なのはわかりますが、吸った酸素の2~3%が活性酸素になり体にダメージを与えていると考えられます。
この活性酸素対策として還元型CoQ10が有効であると考えられているのです。

ラットを用いた動物実験では、トレッドミルでの走行時間をクロスオーバー試験で評価したところ、還元型CoQ10摂取群で走行時間が有意に延長したことが報告されています。
このことは、還元型CoQ10の継続的な摂取によるミトコンドリアの電子伝達系の効率化や抗酸化作用により運動能力の向上が見られたものと考えられています。

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