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貯蔵エネルギー源としての脂肪

酸素は空気中にあるので、貯蔵エネルギー源としては持っておく必要がなく、取り込めば良いのです。
ところが糖については、分子構造の中に炭素と同数の酸素を含むだけではなく、1gの糖を保存するのに3.8gの水をつけます。
逆に言うと、周りに水がないと、糖は保存できません。

渡り鳥は脂肪を使って、体内の水をつくっていると発表されている。

1g糖を摂ると、3.8g増えるわけですから、グリコーゲンローディングをするとからだは重くなるのです。
糖を分解してATPをつくるスピードと、脂肪を分解してATPをつくるスピードとでは、糖のほうが速いので、グリコーゲンローディングでどれだけの糖を蓄えておくかがポイントになります。
一方でその場合体重は増えてしまいます。
渡り鳥の研究では、渡り鳥は脂肪を使って、体内の水をつくっていると発表されています。
空気の中の酸素を使って水をつくっているのです。
ラクダのコブも同様です。
水が飲めなくても、体内で脂肪から水をつくっています。
これはヒトでも行われていて、そのため1日水を飲まなくてもすぐに死ぬことはないのです。

脂肪はカサの割には軽く、エネルギーが詰まっているもの。

脂肪はカサの割には軽く、エネルギーが詰まっています。
ミトコンドリアの中では脱水素でエネルギーを産生しています。
脂肪は高密度のエネルギー体でもあるのです。
だから、貯蔵形態として都合がよく、渡り鳥も軽くてエネルギーが多い脂肪を上手く使っているということになります。
これは脂肪でないとできないとも言えます。
脂肪はこのように必要な要素のひとつなのです。

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