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キレイに歩くこととバランス能力

よく出てくるバランス能力や平衝能力。
一般的にバランス機能とは、重力下において身体重心を支持基底面内に維持あるいは支持基底面に戻すことにより平衡を維持する能力のことをいいます。
また、平衡機能とは重力を除いた大きな外力が作用しない状態での比較的安定した姿勢を保つための機能をいいます。

美しい姿勢、歩行のためにはこのバランス能力や平衝能力が必要

美しい姿勢、歩行のためにはこのバランス能力や平衝能力が必要になります。
姿勢は自動的に調節されるものとされていますが、その調節は感覚入力(感覚器系〉、中枢処理過程(中枢神経系)、出力機能(運動器系)に大別されます。
特に感覚器系のうち、前庭系と視覚系は加齢とともに急速に低下するのに対し、固有感覚や 振動覚などの末梢感覚系の依存度は加齢とともに増加を示す傾向にあります。
つまり全体的な姿勢反射がうまくできなくなってきて、結果として末端の足や腕の感覚頼りになってくるということですね。

一般的にバランス機能には、支持基底面内の保持能力である静的バランス機能と、支持基底面が移動した状態における保持能力である動的バランス機能がありますが、当然静的なバランス能力が低ければ、動的なバランス能力も低くなります。
ただし、静的にはバランス能力が高くても適切なカラダのコントロールができなければ、動的なバランス能力が低くなってしまうことも大いに有り得る話になります。
歩行能力には年齢、筋力、関節可動域、運動制御、固有感覚などが影響しますが、それ以外のところでも姿勢の反射や制御の関与も大きいといわれており、言い換えればバランス機能も歩行能力に大きく影響する因子であると考えることができます。

大事な股関節周囲の筋の低下がみられ、うまく大殿筋、中殿筋を使って歩けてない方をよく見かける

歩行の制御については様々な研究報告があり、例えば若年者では股関節ではなく足関節で歩行のバランス制御をしている(foot strategy)のに対し、高齢者では足関節ではなく股関節周囲の筋応答(hip strategy) で姿勢を調節していることがわかっています。
実際のところ、ヒールなどの靴やパンプスなどペタ靴もよく見かけるようになり、足部の機能が低下しているケースをよく見かけます。
このような場合、やはり股関節制御による歩行になるはずですが、大事な股関節周囲の筋の低下がみられ、うまく大殿筋、中殿筋を使って歩けてない方をよく見かけます。
「お尻を使って歩こう」と言うのは、まさにこのあたりがポイントになっていわれているのです。
みなさんも「お尻で歩く」練習をしてみてはいかがですか?
きっと、キレイで安定した歩行が獲得できると思います。

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