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甲状腺とダイエット

私たちの体の中では、日々さまざまなホルモンが分泌され作用することで、体の機能が働いています。
その中でも甲状腺ホルモンは全身の細胞や組織に刺激を与え、物質の代謝を高める働きをしており、健康な体を維持することはもちろんの事、ダイエットにおいても甲状腺の機能の低下は大きな影響を与えます。

全身の物質代謝を一定にする為に働く甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモンには全身の細胞や組織に刺激を与えて物質の代謝を高める働きがあり、甲状腺の機能低下は健康面に大きな影響があるとお話しました。
しかし、甲状腺の働きとしては適切な量のホルモンの生成と分泌により、体内の物質の代謝を一定に保つという役割を担っているため、その働きは低下することも、過剰に起こることも甲状腺機能の異常になってしまい、体にはさまざまな症状が引き起こされることになります。

甲状腺ホルモンが過剰に生成、分泌されることによってさまざまな症状が引き起こされる状態を、甲状腺機能亢進症といいます。
パセドウ病などが代表的なもので、心拍数が増え、眼球が突き出る、甲状腺腫、手や指の振るえ、基礎代謝率の上昇などの症状が上げられます。
反対に甲状腺の機能が弱くなると、物質代謝や臓器機能の低下などの症状が表れ、この状態を甲状腺機能低下症といいます。

甲状腺ホルモンの分泌は、視床下部、下垂体前葉、甲状腺の3つで構成される、負のフィードバック機構により常に一定に保たれるように調整されています。

甲状腺ホルモンの生理的な働き

物質代謝が高まることにより、抹消の組織での酸素消費が増えます。
その結果基礎代謝を高め体温が上がることにより、各臓器の機能も高まり心臓の機能も亢進されます(甲状腺にホルモンによる基礎代謝への働き)。
その他にも、小腸でのグルコースの吸収と肝臓でのグリコーゲンの分解を促し、それによって血糖を高めるなど糖代謝への関与や、肝臓における脂質の生成を促したり(脂質の代謝)、たんぱく質と核酸の生成を促し、十分なたんぱく質の補給が行われていれば、体の成長と発達を促進します(たんぱく質の代謝)。

私たちの体を動かす上でエネルギー源となる糖質と脂質ですが、ダイエットを考える上ではこの2つをどう代謝していくか、消費していくかがとても重要です。
どんなに糖質・脂質の摂取をコントロールしたり、運動によって消費しようとして取り組んだとしても、元々の体の機能である甲状腺の働きが上手くいっていないとその努力も無駄になります。
それ以上に健康を害してしまうことにもなりますが…

甲状腺の働きを悪くしてしまう要因としては、やはり普段の生活も関わってきます。
ストレスが多い生活や、暴飲暴食など食生活の乱れ、運動不足などです。
甲状腺の機能異常には先天性のものもありますが、特に先天的に問題がなければ自分自身の努力で生活習慣をコントロールすることで、甲状腺の健康を保っていくことができるということです。

健康な体あってのダイエット。
規則正しい健康的な生活は=ダイエットにも繋がります。
普段の生活の見直しからダイエットを考えてみてはいかがでしょう。
そして、甲状腺大事にして下さいね。

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